なぜベトナムコーヒーなのか
一杯の出会いが、すべての始まりでした。
あの日感じた香りと感動を、あなたのもとへ届けるために。。
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Chapter 01出会い 珈琲の概念を、一口で変えられた
はじめてベトナムコーヒーに出会ったのは、もう何年も前のこと。ベトナム人の友人がお土産に持ってきてくれた、一袋の豆でした。
粉をフィルターにセットした瞬間、今まで嗅いだことのない香りが漂ってきました。
「何この匂い!めっちゃいい香り!」——思わず声に出してしまうほどの、圧倒的な芳香。
そして一口飲んだ瞬間、さらに衝撃を受けました。
深いコクと、口の中にふわりと広がるやさしい甘み。それまで持っていた“コーヒーの概念”が、音を立てて崩れる感覚でした。
その後も友人が帰国するたびにコーヒーをお願いしましたが、あの最初の「一杯」と同じ感動に出会えることはありませんでした。それでも、あの香りと味は、ずっと心のどこかに焼き付いていました。
今思えば、すべてはあの一杯から始まっていたのかもしれません。 -
Chapter 02運命の再会 本場の地で、あの味にもう一度出会えた
それから数年後。友人の結婚式でベトナムを訪れた時のことです。式の合間にふらりと立ち寄った小さなカフェで、一杯のコーヒーを口にしました。
「——これだ。あの時の、あの味だ。」
あの日以来、ずっと探し続けていた感動が、そこにありました。店主に話を聞くと、その地域はベトナムでも屈指のコーヒー豆の産地であり、昔ながらの伝統的な焙煎方法が今も受け継がれているとのことでした。
ベトナムは実は世界第2位のコーヒー豆生産国。しかし日本ではその品質の高さや独自の香りがまだほとんど知られていません。この本場の味を、日本の人にも届けたい——その思いが、一気に確信へと変わった瞬間でした。
■ 産地データ
コーヒー生産量:世界第2位(ブラジルに次ぐ)
主な産地:バンメトート(Buon Ma Thuot)周辺高原地帯
焙煎スタイル:地域に伝わる伝統製法を今も継承 -
Chapter 03挑戦 知識ゼロから、1年半かけた道のり
しかし現実は甘くありませんでした。焙煎の経験もなければ、コーヒー業界の知識もない。それでも出した答えは「輸入する」というものでした。
帰国後すぐに会社を立ち上げ、再びベトナムへと飛びました。- スタート
- 現地でのパートナー探しを開始。何度も断られ続ける日々。
- 壁に
ぶつかる - 前向きな企業と出会えても「日本の安全基準が厳しい」と途中で話が
途絶えることも。 - 転機
- 友人の協力を得ながら粘り続け、ついに協力してくれる会社と出会う。
- 輸入へ
- 税関確認・書類準備・X線検査・各種検査をすべて経て、日本へ届いた。
- ゴール
- 気づけば1年半以上。あの味を生み出すベトナムの会社との信頼関係が生まれた。
それでも諦めなかった理由はただ一つ。
「あの味を、日本の人に届けたい」——その想いだけが、何度もベトナムへ足を運ばせました。
現地の社長と幾度も話し合い、バンメトート本場の焙煎の哲学を大切にしながら、今も一袋一袋、日本へ届けています。